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プロフィール
79年ロッキング・オンに投稿。85年ザ・ブルーハーツと出会い、そのまま音楽ライターへ。音楽一辺倒の中、なぜかUWFインターナショナルの旗揚げにもかかわる。ブルーハーツの解散と共に94年秋より株式会社スワンソングへ。数多くのTV番組を制作。04年秋より独立。コンテンツ制作会社STUDIO M.O.G.とTHE BIG HIPの会社BHMの代表取締役に就任。主な仕事:ザ・ブルーハーツ語録集ドブネズミの詩(角川書店)、スカンク・アンド・ヒューゴ ムービーガイド(ぴあ)、ミュージックスクエア(NHK-FM)、ジャパンカウントダウン(テレビ東京)、ショウビズカウントダウン(テレビ東京)、渋谷陽一のミュージックサテライト(NHK-FM)サザンオールスターズのすべて(NHK)、PUFFYのライブ(NHK-BS)など。現在は作家活動をはじめ、膨大な仕事をこなすために奔走中。公式サイトはwww.studiomog.ne.jp カテゴリ
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2007年 08月 22日
07.08.21/今日は、三池崇史監督の最新作『ジャンゴ』を見に行った。出演者はタランティーノ以外すべて日本人。主題歌は北島三郎。舞台は日本で、物語のベースは黒澤明の『用心棒』。しかしセリフはすべて英語。内容はマカロニ・ウェスタン。こういう支離滅裂な世界観を構築した場合、結果は2つに分かれる。ただ奇をてらったもので終わるか。もしくは既成概念を超えた新しい世界を構築するか。確率は7:3で前者だが、この作品は後者に転んだ。この映画を音楽で例えるならパンク・ロック。マカロニ・ウェスタンというアクション映画の原点を完全に対象化したうえで新しいスタイルを獲得している。パンクが70年代後半の閉塞した音楽シーンを突破したように、この映画は邦画の壁を突破してしまった。おそらくすべての日本の監督から憧れと嫉妬の眼差しで迎えられるだろう。アメリカ市場でも通用する三池崇史の金字塔。絶対見るべし。9月15日公開。
www.studiomog.ne.jp ![]() 今日は完成披露試写ということで、監督・出演者の舞台挨拶がありました。三池崇史監督はじめ、主演の伊藤英明、桃井かおり、佐藤浩市、安藤政信、そしてサプライズゲストとして北島三郎が舞台に登場しました。えらく豪華な試写になりました。桃井かおりってめちゃくちゃきれいだね。スタイルもいいし。やばかったなあ。北島三郎御大は昔ある方の結婚式に出席したときにご挨拶をされたので、今回はインパクト薄ということで……。 2007年 08月 21日
07.08.20/神木隆之介主演の『Little DJ 小さな恋の物語』を見に行った。広末涼子が出ているから見に行ったわけではない。(全否定はしないけど……)注目はあくまでも神木隆之介だ。今、日本のなかで一番勢いのある役者だといっていい。この映画はその神木ワールドが全開。激しく消化不良だった『遠くの空に消えた』のリベンジをきっちりと果たしていた。(『遠く〜』は脚本と演出が悪いのであって役者に罪はない)時は1977年、重い病気で入院した中1の男の子が病院でディスクジョッキーをやるという物語。同じ部屋の中2女子との恋愛もあり。しかしながら、この映画の本当のテーマは「死滅してゆくアナログ文化」。レコード、ラジオ、ディスクジョッキー、ラブレター……ぼくたちをときめかせた尊い文化とその死を、この映画は思いっきり描いていた。ぼくは違う意味で泣いてしまった。うう。12月公開。
www.studiomog.ne.jp ![]() 実はぼく、NHK−FM『ミュージックスクエア』の黄金時代に、幸いにもスタッフとして参加させてもらっていました。なので、ぼくにとって、この映画はあまりにも心に刺さるものが多すぎました。中村貴子さん、中野さん、香川さんとの仕事は今でもぼくの誇りです。FMが駄目になったのはネットのせいでは決してありません。某民放FMがスポットを入れないと曲をかけないといったような拝金主義に走ったことが原因なのです。それでリスナーはしらけてFM離れをおこしました。ラジオが幸福なメディアだった頃を舞台にしたこの映画が眩しくて眩しくて。『ミュージックスクエア』は(NHKということもあり)健全だったなあ。だから2千通も葉書が来ていたんだなあ。当時、聴いていてくれたリスナーの皆さん(もう20代後半〜30代か)本当にありがとうございます! また違うかたちでコミュニケーションしましょう! 2007年 08月 14日
07.08.13/朝7時半頃から原稿に取りかかる。ヒロトのインタビューの構成&ブラッシュアップの作業。まだページのデザインが上がっていないので、インタビューおこしの原稿からぼくの質問をどんどんカットしていき、ヒロトの使える発言をつなげていった。作業が終わったのが午後1時頃。原稿を編集者にメールで送付。あとは文字数が出るまで一切手をつけられない。次に買っただけで見ていなかった『カーズ』のDVDを鑑賞。もちろん公開時に映画は見た。あらためて多岐にわたる物語のテーマの細かさに感服。表のテーマは「合理的な生き方を目指すことの虚無感」。そして裏のテーマは「人はそれでもカラッポのトロフィーを目指してしまうものだ」という逆の意味での虚無感だ。『カーズ』のあとは、『エヴァンゲリオン』のDVDボックスを最初から順番に見ていった。これは新劇場版を前にしての予習。この作品は本当によくできている。アニメは文学を超えている。
www.studiomog.ne.jp ![]() 『エヴァンゲリオン』のボックスセットは出てすぐ買って、長い間、棚で眠っていました。今秋から始まる新劇場版シリーズを前にようやく見るチャンスができました。(もちろんテレビシリーズも劇場版も一度は見ています)この原稿を書いている時点でテレビシリーズ26話クリアしました。これから『DEATH(TRUE)2』『THE END OF〜』に挑戦しようと思います。ただ夜は打ち合わせがあるので途中でリタイアの可能性大ですが。 2007年 08月 11日
07.08.10/今日見た『ウェイトレス』という映画は面白かった。今年のトップ5に入る作品だ。フォックス・サーチライト(フォックスのインディーズ・レーベルのようなもの)の作品は面白いものが多い。去年のぼくのベスト・ムービー『リトル・ミス・サンシャイン』もサーチライトの作品だった。『ウェイトレス』はアメリカの片田舎に住むパイ作りの名人が主人公。彼女は全米パイ選手権に出て賞金で、夫と離婚しようと決めていた。ところが夫との子供を妊娠したことが発覚。人生設計が狂う中、担当の産婦人科医と不倫関係に陥り、事態はどんどん最悪な方向へと進んでいく。……テーマは幸せなんか探して見つかるもんじゃないってこと。どんなに不幸が襲ってきても、ただひたすらおいしいパイを焼くしかないのだ。人生に、開けるチャンスがあるとすれば、それだけなのだ。涙もろいぼくはじんわりと感動しちまった。これはいい映画だ! 11月17日公開。
www.studiomog.ne.jp ![]() 監督はこの映画にウェイトレス役のひとり(ドーン役)として出演していたエイドリアン・シェリー。彼女は脚本も書いています。今後の監督としての活躍が楽しみだったのですが、彼女は昨年、40歳という若さで他界しました。 2007年 08月 08日
07.08.07/『エクスマキナ』というアニメ映画を見た。『アップルシード』の続編だ。ぼくは『アップルシード』が大好きだ。あの過剰な衣裳にはちょっと引くが、2Dと3Dが合体したようなCGアニメの質感にすっかりやられてしまった。STUDIO M.O.G.スタッフは「人間が認識できない背景までくっきり映しすぎるので絵として気持ち悪い」というが、その変態チックな表現も部分もふくめてのハイパー感は天下一品だと思う。この続編は製作にジョン・ウーを迎え、いよいよハリウッド本格進出かと思わせる勢いだ。内容の方も前作ほどの複雑さはなく、ひたすらアクション・シーンに終始していた。なので『アップルシード』ファンには物足りないかもしれない。もうあと2ひねりか3ひねり欲しいところだが、世界市場を狙うなら、いい温度ということか。音楽は細野晴臣。当然、HASYMOも参加。世界に対する名刺のような作品だ。10月20日公開。
www.studiomog.ne.jp ![]() 銀色に輝く超豪華プレスキット(ハードカバー!)はHASYMOのカードとCD(主題歌の「RESCUE」)付。映画会社の気合いが違います! HASYMOのシングル「RESCUE」は8月22日リリースされます。 2007年 08月 07日
07.08.06/木村拓哉の演技がいいのは、彼がジャパニーズ・リアリティを表現できる役者だからだ。肩の力を抜いた演技とアドリブは、日常でよく見かけるお兄ちゃんを体現できている。今日見た映画版『HERO』もよかった。あんなルックスのいい検事がいるはずはないのに、久利生公平は身近にいそうな気になる。観客に見えている久利生公平は、決して木村拓哉ではなく、優男の検事にしかすぎないのだ。それが演技のバロメーターということではないだろうか。しかし『HERO』に出てくる出演者はほぼ全員が文句のつけようがないほど、キャラクターにはまっている。松たか子の事務官も電車に乗ってそうだもの。内容も面白かった。まずもって「せっかく映画にするんだからでっかく行こうぜ」なんていう貧相な発想を捨てていたところがよかった。背伸びをせず、ドラマの世界観に忠実に作ってあった。新エピソードを映画館で楽しむというノリで足を運ぶといい。
www.studiomog.ne.jp ![]() これはなかなかいい映画でした。映画のスケール感はないですが、久利生公平のような真面目さと何にでも真摯に取り組むひたむきさが作品全体にあらわれていました。連続ドラマの映画化とはこうあるべきだと思います。友だちをさそってポップコーンでもほおばりながら新エピソードを心ゆくまで楽しむ、というノリで映画館に行ってください。テレビ・シリーズを見ていなかった人にはオススメできません。9月8日公開。 2007年 08月 06日
07.08.05/WOWOWで『ダ・ヴィンチ・コード』を見る。この映画、本当によくできているが、とにかく画面が暗いのが難点だ。試写で見たときにも「何やってんだかわかんないじゃん」とか思っていたのだが、あらためてこうやってテレビで見ても暗い。しかし話の内容はめちゃくちゃ面白い。キリスト教にはいくつも福音書があって、それをローマが議会で都合のいいものを教典として採用して、マグダラのマリアはこの世から封印されたというストーリーはひじょうに興味をひく。つまり、この物語がいわんとしていることは、キリスト教は宗教というよりも、ローマ帝国が世界を支配するための政治そのものだったということだ。しかし信仰は教典にのみあるわけではない。人々が信じる気持ちが幾重にも折り重なっていくうちに、政治的意図をも超えた風景が広がっていく。『ダ・ヴィンチ・コード』とは政治対信仰のせめぎ合いを描いた作品だ。面白くないはずがない。
www.studiomog.ne.jp ![]() というわけでせっかくの休日もまたまた映画を見てすごしました。名草戸畔のことを調べていると、この手の作品はなかなか面白く見ることができます。ぼくたちがやってることは、この主人公とそんなに変わらないからなあ。 2007年 08月 04日
07.08.03/1円からの領収書なんてつけられっこない? いやいやいや、誰もつけられるとかつけられないとかの話なんかしていない。「つけろ」といっているのだ。政治家を税金で雇っているぼくたちからの、これは「命令」なのだ。クライアントの命令に逆らうようなヤカラは今度の選挙で選ばなきゃいい。今から名前をチェックしておこう。すっかり不機嫌になったぼくは、機嫌を直しにカワイイ犬の映画を見に行った。題して『ファイアードッグ 消防犬デューイの大冒険』。ね、楽しそうでしょ? デューイはもともとセレブなタレント犬。ある日、撮影中の事故で飛行機から落下し、消防署に拾われる。そこで根深いトラウマを抱えた少年と出会い、彼や消防署の仲間たちと救命活動をするなかで、セレブな人生(犬生?)がいかに虚構かということに気づく。うーん、深い! ということは、セレブに憧れっぱなしの我が国の烏合の衆は犬未満ってことか!? 9月1日公開。
www.studiomog.ne.jp ![]() たかがファミリー映画とバカにしてはいけません。これがハリウッドの底力です。作品と物語に対してどれだけ真摯に向き合っているか。ちゃんと深いテーマに根ざしているか。こういう小粒な映画を見ると、かえってよくわかります。しかし試写室にはたった8人しか来ていませんでした。それがちょっと残念です。出版社もさあ、YAとかいってる暇があったら、こういう映画を見に来て、どんどん紹介しろっつーの。 2007年 08月 03日
07.08.02/フランスで大ヒットした映画『エディット・ピアフ 愛の賛歌』を見に行った。世界的なシャンソン歌手エディット・ピアフの人生を描いた作品だ。幼いころ、母親は出て行き、戦地に赴いた父親とも離れ、娼婦小屋で育てられたピアフ。父が戻ってきても路上で歌をうたって小銭を稼いだ。つまり彼女は苦労人なのだ。苦労人ならば、それだけ心の成長も早く、大人の振る舞いを身につけるはずだが、彼女は大スターになってからも感情をコントロールできないでいた。何かにおびえるようにして常に感情を爆発させるのだ。ぼくはそれがずーっと疑問だった。一体彼女の心の穴は何なのかがわからなかった。それとも不遇の時代が長かった反動で豹変してしまったのか? それとも演出の不備? 果たしてその謎は映画の最後で明かされる。おお、そういうことか。この映画は過去と現在のピアフを行ったり来たりする。それもこの謎を隠すための仕掛けだったわけだ。今秋公開。
www.studiomog.ne.jp ![]() 主演は『TAXi』シリーズや『ビッグ・フィッシュ』などに出ていたマリオン・コティヤール。エディット・ピアフは47歳で亡くなったのですが、クスリのせいでその風貌はまるで70歳〜80歳の老婆のよう。彼女は渾身の演技で、それを忠実に再現していました。日本の女優が駄目な理由は、いかに自分がきれいにかわいく映るかということを重視して、ちっとも役と同化しようとしないからです。だから中途半端な演技しかできないんです。老婆役をやっても、役に関係なく「かわいいおばあさん」を演じようとします。それじゃ駄目なんです。とくに今トレンドといわれている女優さんは、この映画を見て、考え方をあらためることをオススメします。 2007年 08月 01日
07.07.31/今日見た映画についてはタイトルも何も明かさない。なぜならあまりにもひどい映画だったからだ。もちろん日本映画。おそらく今年見た映画の中でワースト1だ。前々からこの監督は才能がないと思っていた。今回は宣伝会社の方がわざわざお誘いの電話をかけてきたので、仕方なく見に行ったが、やはり時間の無駄だった。帰り際、あるマスコミ関係者が「(ジブリの)宮崎さんの映画みたいでしたね」といっていた。映画も最悪ならそれをよいしょするマスコミも最悪だ。とくにテレビの情報バラエティの連中。完成披露試写のときなど、エレベーターに乗り合わせると必ず的はずれなことをいっている。今日に至っては宮崎映画とこの映画も区別できないとは。もしかしたらこいつらみたいな馬鹿のおかげでスカンクとヒューゴはサバイバルしているのかもしれない。スカンクとヒューゴの対談が映画ファンに受けるのは当たり前だ。今日は胸くそ悪い1日だった。
www.studiomog.ne.jp ![]() 『Weekly ぴあ』では紹介できなかったけど、山下敦弘監督の『天然コケッコー』は最高です。日本映画も山下監督はじめ、いい監督がたくさんいます。しかしなぜか世間的には今日見た監督の方がトレンドだったりします。本当にクソのような世の中だと思います。あ、それから、今日、某駅のホームで役者の梶原善くんに偶然会いました。「映画にもっと出て欲しいなあ」とリクエストしておきました。彼のような才能が埋もれているのはもったいないですよね。 < 前のページ次のページ >
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